この記事は Linux Advent Calendar 2022 の 9 日目の記事です。
新しめの Bash(厳密には readline ライブラリっぽいけど) では、デフォルトで ブラケットペーストモード(悪意のあるスクリプトを誤って実行しないように、コピペ内容を確認させる設定)が有効になっている。 Rocky9/RHEL9 を使っていて面くらったのでメモ。
RHEL8 などの古めの Bash は、ペーストしたら即座に上から実行される。
RHEL9 などの新しめの Bash は、ペーストしても即座に実行されず、Enter を押すと一括で実行される。
一時的に無効にするなら、以下を実行する。
bind 'set enable-bracketed-paste off'
恒久的に無効にするなら、~/.inputrc
に set enable-bracketed-paste off
を追加する。
echo "set enable-bracketed-paste off" >> ~/.inputrc