SIer だけど技術やりたいブログ

journalctl のログが見切れる

linux

journalctl のログは見切れるから、journalctl --no--pager | less してた。

見切れるログの例

しかし、ボタンを押せば右にスクロールできる(かれこれ、3年くらいこれを知らずに使ってた…)。

そして、SYSTEMD_LESS=FRXMK 環境変数を設定すれば、デフォルトの動作を改行に変更できる。

SYSTEMD_LESS=FRXMK journalctl

見切れないログの例

SYSTEMD_LESS=FRXMK の設定値について

そもそも journalctl はページャーとして less コマンドを利用していて、その less のオプションを SYSTEMD_LESS で指定している。デフォルトは FRSXMK。

   $SYSTEMD_LESS  
      Override the options passed to less (by default "FRSXMK").  

      Users might want to change two options in particular:  

で、 less のオプションで S は 折り返さずに切り詰めて表示する設定。

  -S or --chop-long-lines  
         Causes lines longer than the screen width to be chopped (truncated) rather than wrapped.  That is, the portion of a long  line  that  does  
         not fit in the screen width is not displayed until you press RIGHT-ARROW.  The default is to wrap long lines; that is, display the remain‐  
         der on the next line.  

なので、 S を除いた値を設定している。

ログの全体像を見たいときには向かないと思う(最近はログ1行にとんでもない長い構造化フォーマットがぶっこまれることも多くて画面が埋まる)けど、自分の用途であれば問題ないかな。